塩の選び方と種類ごとの違い
塩がなければ料理は成り立たない、と言っても過言ではありません。
多くの場合、料理の味そのものであり、美味しいと感じさせる最大の要因となってきたのが塩です。
塩には種類があり、それぞれ特徴や効果的な使用方法が異なります。
海水塩と岩塩
塩には天然塩と精製塩があり、日本では天然塩である海水塩が圧倒的に多く使用されています。海水に含まれる塩を取り出して結晶化するもので、産地や製法によって塩の強さや旨みなどが変わってきます。
海水由来のミネラル分を多く含むのが特徴で、粒が荒い粗塩も販売されています。天然塩には岩塩も含まれます。実は岩塩も海水由来の塩分を含んでおり、昔海水があった場所が隆起や地殻変動で閉じ込められ、結晶化して塩のかたまりになると考えられています。
ヨーロッパやアメリカ、南アメリカで生産される岩塩は、海水のミネラル分をしっかりと含んでいますが、天然の結晶化により塩分が強く、地中のミネラル分も含むため色が変化するのが特徴です。
湖で採れる珍しい湖塩
天然塩として、その他には湖塩が生産されています。湖にある塩分を利用した塩の生成方法で、主に南米のボリビアやイスラエルの死海で生産されます。
これも元をたどれば、海水が何らかの理由で陸上に閉じ込められたものであり、ミネラルや栄養分は豊富です。しかし、陸上で淡水と混じる機会のある湖塩は、よりまろやかでバランスが取れており、野菜や煮込み料理と相性が良いと言われています。
精製塩
精製塩に関してはどうでしょうか?
こちらも海水を使用するものの、天然塩の海水塩が天日干しなどの自然な方法で凝縮させるのに対し、精製塩と呼ばれる塩は主に電気分解によってナトリウムを取り出し、非常に濃い食塩水を作ってから煮詰めるなどして塩の結晶にしていきます。
大量生産に向いており、味の品質が一定なのはメリットです。天然の海水塩に比べてミネラルなどが取り除かれているため栄養素では劣りますが、ほぼ純粋な塩化ナトリウムであり、炭化カルシウムによるコーティングなどによって、さらさらした使い心地が便利で、水に溶けやすいのも特徴の一つです。
精製塩としては、すでに塩になっている天然塩や精製塩に、ミネラルやにがり成分を加えて再加工した、再製加工塩などが挙げられます。
にがりが加えられているものは、粗製海水塩化マグネシウムと表記されます。単なる精製塩よりも栄養分に富み、粗塩と表記されるものもあります。
まとめ
塩にもこれだけ種類があり、風味も異なります。料理に合わせて幾つか準備しておくと良いでしょう。
