魚に合わせるとよいスパイス
魚介類は美味しいものの、上手に調理しなければ独特の臭みが残ってしまいます。
臭みを消し香ばしく、美味しい風味を出すために、スパイスは非常に重宝します。
魚に合わせると良いスパイスを見てみましょう。
タイム
よく言われるのはタイムです。相性の良い魚が多く、幅広い魚料理に使えます。芳醇な香りを持つスパイスが多いシソ科の多年草で、葉の先端部分を陰干しで使用します。
なんと日本名もあり「たちじゃこう草」と呼ばれるタイムですが、爽やかな香りとほろ苦い味、そして辛みも多少併せ持つのが特徴です。
西洋料理によく使われますが、実は意外と古く、紀元前700年にはその栽培法が研究されていたことが発見されています。そのタイムはムニエルやシーフード系のパスタなどによく利用され、トマト系の味付けとも相性はばっちりです。殺菌・抗菌作用があり、ハーブティーは喉の調子を整えるのにも最適です。
フェンネル
魚料理にはフェンネルも頻繁に使用されます。
フェンネルは南欧、地中海原産のセリ科の多年草で、熟した実を乾燥させたのが調味料になります。アニスに形も香りもよく似ていて、野菜として食べられる品種もあります。
フェンネルはピリッとした辛みが効いていて、種子の歯触りも好まれます。タイムと同様「魚のハーブ」としての使用が最も多く、粉末や種子を魚料理のソースや煮込み料理、マリネや香草焼きに使われます。
ポテトサラダや肉料理のロースト、クッキーの生地に混ぜることもあり、インドではカレー粉の原料として混ぜたり砂糖でコーティングして食後に噛んだりといった例も見られます。
ワサビ
日本ならではの利用の仕方として、刺身に合わせるワサビが挙げられます。ワサビはアブラナ科ワサビ属の植物で、日本原産です。生育条件が厳しく、日本でも限られた土地でしか育たないワサビは、飛鳥時代にはすでに利用されていたと言われています。
薬草としても使われることがあったワサビは、生魚の臭み消しに最適です。ワサビ無しでは刺身や寿司を食べられないという方もいるほど、ワサビの風味は既に魚のお供として私たち日本人の意識に刷り込まれています。
ワサビは細胞組織を破壊し精油を放つ必要があるので、本わさびを美味しくすりおろすには技術が必要です。すりおろしてから5分ほどで香りや辛みが最大限発揮されます。
まとめ
魚に合うスパイスはまだまだ沢山あります。美味しい魚料理にはほぼ必ずスパイスが使われています。相性の良いスパイスを学んで、美味しい魚料理に挑戦しましょう。
